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養生法
- ・暴飲暴食を避け、食べ物をよくかんで、ゆっくり食べ、規則正しい食生活をしましょう。
- ・強いアルコール、カフェインを多く含む飲み物、香辛料などの刺激物や、胃の貯留時間が長い油性食品は控えましょう。
- ・ストレス解消を心がけ、適度な運動などで気分転換しましょう。
胃痛
「胃痛」とは心窩部痛とも言われ、みぞおちの辺りに痛みを訴える症状です。原因は暴飲暴食による胃酸過多や刺激物の摂取などで胃粘膜が傷つく場合や、胃の機能が低下して起こる場合などがあります。また、ストレスによって内臓のはたらきをコントロールしている自律神経が乱れることで起こる場合もあります。「胃痛」は検査をしても異常が見つからないケースも多く、漢方薬は、複数の生薬が胃の機能改善にはたらくほか、「心身一如(しんしんいちにょ)」という考え方から心と身体の状態を一緒に改善させていくことで原因不明の胃痛を改善します。
胸やけ(胃炎)
「胸やけ」は胃炎の症状の1つであり、胃酸の逆流が主な原因です。胃の粘膜は、胃酸による刺激を受けないよう粘液により保護されていますが、食道の粘膜は弱いため、胃酸が逆流すると「胸やけ」が起こります。胃酸が逆流する原因はいくつもありますが、主に胃酸過多、喫煙・アルコールなど刺激物の摂取、肥満による腹圧などがあげられます。市販薬では胃酸の分泌を抑制するものや、胃酸を中和するものが使われますが、漢方薬では胃が炎症を起こしている状態を「胃熱(いねつ)」、胃が冷えて機能が低下している状態を「胃寒(いかん)」と呼び、それぞれ胃を冷ます、温めることで症状を改善していきます。
吐き気・嘔吐(胃炎)
吐き気・嘔吐とは、気持ち悪くなり吐きそう、また、実際に吐いてしまう事をさします。急に吐き気や嘔吐の症状がでたような場合には何らかの病気のサインかもしれません。
漢方医学では吐き気・嘔吐は体内の水分バランスの乱れにより起きると考えますので水分バランスを整える漢方薬が使われます。急性胃腸炎や二日酔い、つわりなどに伴う吐き気や嘔吐に使われることが多いようです。
漢方医学では吐き気・嘔吐は体内の水分バランスの乱れにより起きると考えますので水分バランスを整える漢方薬が使われます。急性胃腸炎や二日酔い、つわりなどに伴う吐き気や嘔吐に使われることが多いようです。
食欲不振
「食欲不振」は胃腸の機能が衰え胃腸の運動能力が低下して起こります。こうした胃腸のトラブルがある場合は物理的に少量しか食べることができないタイプや食べるとすぐにおなかが張るタイプがあります。また、食べる気力すらない状態もあり、これらの状態を改善させる漢方薬を、とくに「補剤(ほざい)」と呼んでいます。補剤は胃腸機能を補い、食べられるようにしてくれます。
口内炎
「口内炎」の原因はストレスや栄養不足による免疫力の低下、口の中をかんでしまう、ウイルス感染などさまざまです。「口内炎」は場所によって「口唇炎」「口角炎」「歯肉炎」「舌炎」などと呼ばれます。市販薬では殺菌成分・消毒成分・抗炎症成分が含まれているものなどを使います。漢方医学の考え方では口は胃と関連が深いとされており、暴飲暴食や刺激物の摂取、脂っこいものなどを食べると胃が熱をもつために起こると考えられています。また、ストレスによっても熱は発生し、「口内炎」の原因となります。「口内炎」に使う漢方薬は胃の熱を冷ますもの、ストレスを緩和するもの、胃の機能を改善するものなどがあります。
二日酔
「二日酔」は頭痛や吐き気・嘔吐、下痢、脱力感など様々な症状に悩まされますが、原因となるのはアルコールの分解物であるアセトアルデヒドであることが分かっています。アセトアルデヒドの分解能力が低い日本人は二日酔になりやすいと言われています。漢方医学では「二日酔」の状態を水分バランスが乱れた状態、あるいは熱を帯びている状態とみなし、水分バランスを整える漢方薬、熱を冷ます漢方薬を使います。
下痢
下痢とは、さまざまな原因により「腸管に水分が吸収されないため軟らかい便が頻回に排泄される症状」をいい、急性と慢性のものに大別されます。明らかな原因がみつからない場合には腸内細菌のバランスを整える整腸薬が処方されます。下痢はある意味では「老廃物の排泄」ですので、下痢止めなどで無理に止めるのはよくない場合も多いようです。整腸薬が効かない場合には漢方薬が有効です。
漢方薬には、全身の症状を見ながら、腸の働きをうながしたり、血流を良くする薬があります。
漢方薬には、全身の症状を見ながら、腸の働きをうながしたり、血流を良くする薬があります。