KAMPO for YOU

漢方を探す

女性のお悩み 他の症状から探す

養生法


  • ・栄養バランスのとれた食事をとりましょう。便秘がある場合は、食物繊維の多い食物(玄米、キノコ類、ごぼうなど)をとりましょう。

  • ・自律神経の働きを安定させ、血行を良くし、冷えを改善し、寝つきをよくするウォーキングやストレッチなどの適度な運動を心がけましょう。

  • ・女性の体の不調は血行不良が原因になることが多いので、体を冷やさない、体を締め付ける服は避けるようにしましょう。

  • ・適度な運動、マッサージ、腰まわりのストレッチや腰やおなか、足もとを温めるようにしましょう。

  • ・疲れをためないように、十分な睡眠をとりましょう。

  • ・ぬるめのお風呂にゆっくりつかり、リラックスしましょう。

更年期障害
閉経を挟んだ10年ほどの期間を更年期と呼び、この時期にホルモンバランスの変化からほてりやのぼせ、情緒不安定などの症状があらわれる状態を更年期障害といいます。症状は大きく分けて血管運動神経障害(ほてり、のぼせ、異常発汗、動悸、高血圧、低血圧、手足の冷えなど)と精神神経障害(頭痛、めまい、立ちくらみ、不眠、耳鳴り、不安感、イライラ、気力減退、抑うつ、記憶力低下など)にわけられますが症状が多彩で個人差が多いのも特徴です。
検査では異常が見つからないけれど多彩な自覚症状があらわれる「不定愁訴(ふていしゅうそ)」は漢方薬の得意分野の一つです。

生理痛・生理による腹痛
生理期間中に、子宮が強く収縮する事で下腹部を中心にした激しい痛みが起こります。ひどい場合は鎮痛剤を飲まないと日常生活が困難となり、腰痛などを伴うこともあります。また、頭痛、胃痛、吐き気、めまい、精神的不安定なども起こすこともあり、日常生活に支障をきたします。特に病気がないのに生理痛が重いケースでは体の冷えにより血行不良が起こっていたり、ストレスが悪化の要因となっていることもあります。
漢方薬は冷えやイライラなど痛みの原因や体質によって使い分けることで生理に伴う腹痛や腰痛を改善します。

生理前のお悩み
生理が始まる3~10日前からイライラ、ヒステリー、気分の落ち込み、むくみ、吐き気、過食、めまい、腹痛、肩こり、便秘、眠気、胸の張りなど不快な症状でお困りの女性も多いのではないでしょうか。これは排卵後に女性ホルモンが変動するためです。生理前から開始時までは血液の流れが滞りやすくまた、ストレスなどがの要因が重なると様々な不調がおこりやすいとされています。
漢方薬ではそれぞれの原因や症状にあわせてご選択いただくことでこの様な不快な症状を改善することができます。

生理不順
生理は通常28日前後の周期で訪れますが、この周期が39日以上になる場合を「稀発月経(きはつげっけい)」、24日以下のものを「頻発月経(ひんぱつげっけい)」と呼びます。最近の傾向としては、ストレスでホルモンバランスが崩れて生理不順になるというパターンが、働く女性に多くみられます。また、過度のダイエットによるストレスや、体重が激減したことが引き金になることもあります。
生理不順には低用量ピルによる治療が一般的ですが妊娠を希望する方には使えないなどのデメリットもあり、こういった場合に漢方薬が役に立ちます。また、生理不順に伴う冷え、むくみ、腰痛、肩こりやピルでは取り除きにくい精神的な不調など漢方薬なら総合的にカラダを整えることができます。

冷え
「冷え症」の原因には、代謝の低下や血行不良、体内の水分バランスの乱れなどが挙げられます。また、外からの冷やす刺激も原因となり、薄着のファッション、効きすぎたクーラー、不摂生な食生活に過度なダイエットなどにより代謝の低下を引き起こしていることも考えられます。
西洋薬には「冷え」そのものを治す薬は存在しません。漢方薬は血行不良を改善し、体内の水分バランスを調節することで冷えの症状を改善します。

むくみ
夕方になると足がパンパン、足がだるい、鏡を見ると顔がパンパンなど余分な水分が体内に溜まっている状態をむくみといいます。漢方医学では、むくみは体内の水分バランスが乱れ、めぐりが悪くなっている状態だと考えます。また、むくみと冷えは同時に起こることが多く、滞った水分が冷え、それがさらに体を冷やすという悪循環が起こっています。また、むくみとともに、「体が重い」「手足が重だるい」「めまい」「頭痛」「疲れが取れない」などの症状を伴うことがあります。漢方薬は体内の水分バランスの乱れを正すことでむくみを改善します。