漢方とは

自然からの恵みである植物や鉱物
などの生薬を組み合わせて、最新
技術を駆使して作られた薬です。
約 1 分ほどでご自身の体質を
ご確認いただけます

「気・血・水」を知る

一方、「気・血・水」は、不調の原因を探るためのものさしです。
漢方では、私たちの体は「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡ることによって、健康が維持されていて、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられています。
そのため、「気・血・水」のどこに問題があるのかによって飲む漢方薬を選択していきます。

ツムラホームページ 私に合う漢方の見つけ方より

「虚証・実証」を知る

「証」とは
「証」とは、分かりやすくいうと、「その人の状態(体質・体力・抵抗力・症状の現れ方などの個人差)をあらわすもの」です。症状や、体格などの要素から判別し、漢方ではその「証」に合った漢方薬が使われます。
したがって、同じ症状でも、自分の「証」と他の人の「証」が違えば、使われる漢方薬も違ってきます。自分が服用している漢方薬を同じ症状だからといって、他の人が飲んでも効果が期待できない可能性があるのは、こういった理由からなのです。

「証」の分け方「虚」と「実」
「証」の分け方のひとつに「虚・実(きょ・じつ)」があります。
体力や抵抗力が充実している人を「実証(じっしょう)」、体力がなく、弱々しい感じの人を「虚証(きょしょう)」と言います。

「肝・心・脾・肺・腎」を知る

五臓は、生体の生命・精神活動の中心をなす機能単位で、肝・心・脾・肺・腎を指します。
漢方医学では、肝・心・脾・肺・腎それぞれが、図に示す機能を持つと考えられています。このなかには、例えば腎が呼吸能と関連づけられているように、現代医学で受け入れがたいものが少なくありません。漢方医学の観点から見ると、五臓は、解剖学上の同名臓器とは一致せず、あくまでも実体のない機能単位です。こうした混乱が生じた原因は、江戸時代、オランダ医学の臓器の名称を日本語に訳す際に、漢方で使われていた五臓の名称が流用されたことにあります。

エッセンシャル漢方2 P.5より